【これだけ知っていればなんとかなるフランス語会話】を【音声付】でご紹介します。旅行中に遭遇するシチュエーションに合わせてシンプルな表現を選びました。フランス語の発音は難しいとされていますが、大きな声で慌てずに、相手の目を見て笑顔を添えて言えば案外通じるものです。ちょっとした勇気が旅行を楽しくしてくれますね。今回は「パリのTAXIあれこれ」です。
【発音は耳で聞こえる音に近いカタカナで表記しています。弱く発音するカタカナは文字色をブルーで表記しました。】
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これだけ知っていればタクシーも安心!
フランス語でタクシーのことは「タクスィ」(taxi)。xiは日本語の「クシー」ではないのですが、とっさの一言で覚えやすいように「クシィ」と表記することにします。パリ市内は東京に比べて料金が安いので時間がないときは活用したいですね。
あと先にお伝えしておきたいのが・・最近はパリのタクシーも英語がけっこう通じるんです・・頑張ってフランス語を使おうとしてるのに英語で話されちゃうこともあります。
支払いは現金が基本
現地のTAXIアプリを使っている人は自動的にカード支払いですが、基本的にタクシー料金は現金払いですからその分の両替を忘れずに!10ユーロ札や20ユーロ札で、小銭の用意もあればベター。
チップに関しては細かなお釣りがあるときは置いていくこともありますが基本的にきっちりとお釣りが出てきます。また最低料金が7ユーロなので近場で7ユーロ以下しかからなかったときでもきっちり7ユーロ請求されます。
またトランクに入れるような荷物がある場合は一個あたり1〜2ユーロくらい請求されるのでその分の現金も用意しておきましょう。(1〜2ユーロというのは・・ドライバーさんのご機嫌しだいです・・)
ホテルからタクシーで目的地へ!
- 先ずはホテルのフロントで。お決まりのご挨拶と笑顔を忘れずに。
「ボンジュール/Bonjour./こんにちは。(「おはようございます」も同じBonjourです。)夜になったら「ボンソワ〜/Bonsoir./こんばんは。」 - 1)「アン タクシィ シルヴプレ/Un taxi, s’il vous plaît./タクシーを一台お願いします。」Unはここでは「一台」の意味です。s’il vous plaîtは何かをお願いするときに必須のお行儀の良い表現です。
1) アン タクシィ シルヴプレ
音声は下記です。左端の▶︎をクリックしてください。
- タクシーに乗るときはドライバーさんの目を見てにっこりご挨拶「ボンジュール/Bonjour./こんにちは=おはようございます。」夜だったら「ボンソワ〜/Bonsoir./こんばんは。」
- 2)そして目的地の住所を書いたメモを見せながら「ア セットゥアドレス シルヴプレ/À cette adresse, s’il vous plaît./この住所へお願いします。」スマートフォンの画面を見せても良いですがメモを渡した方がストレスがないと思います。「ア/À」の意味がどこどこへの「へ」にあたります。
2) ア セットゥアドレス シルヴプレ
音声は下記です。左端の▶︎をクリックしてください。
どのタクシーにもナビがありますから安心です。ただパリは一方通行が多いので、逆方向に連れて行かれているのではないかと一瞬不安になるかもしれませんがほとんどの場合は一方通行だからです。
- 3)目的地に着いたらドライバーさんが「着きましたよ。」という意味のことを言いますので「セ ボン イシィ/C’est bon ici./ここで大丈夫です。」といえばOK。スマートフォンをお使いの方はGoogleマップなどのGPSで現在地が確認できますから心強いです。
- 同じ意味の別の言い方で「イシィ セ ビアン/ Ici c‘est bien./ここで大丈夫です。」もOK。
3) セ ボン イシィ | イシィ セ ビヤン
音声は下記です。左端の▶︎をクリックしてください。
セ ボン イシィ
イシィ セ ビアン
- 4)タクシーを降りるときはレシートをもらいましょう。日本のように黙っていても自動的にもらえないので、特に出張中の方は大切ですね。でも最近は以前に比べるとパリのタクシーもマニュアル的にレシートを渡すようになったかと思います。
- レシートは「ルシュ/reçu」。「ファクトゥール/facture」を使うドライバーさんも多いですがちょっと発音が難しいので「ティケ/ticket」で代用しても通じます。「 ル ティケ シルヴプレ/Le ticket, s’il vous plaît./レシートください。」この場合ticketの前のLeは重要です。あなたとドライバーさんが「そこにある」レシートのイメージを共有するために付いています。またticketの最後のtは発音しません。
- ちなみにネイティブに確認したところ「ティケ/ticket」はレジでもらえるような印刷されたレシートで、「ファクトゥール/facture」や「ルシュ/reçu」は手書きの領収証になるそうです。
- レストランやお店でも応用できるフレーズですね。
4) ル ティケ シルヴプレ
音声は下記です。左端の▶︎をクリックしてください。
「ファクトゥール/facture」を使った例文もどうぞ。「 Une facture, s’il vous plaît./領収証ください。」発音は「ユンヌ ファクトゥール シルヴプレ」って感じです。
- 5)レシートをもらったら「メルシィ/Merci./ありがとう。」「オッヴォワ〜/Au revoir./さようなら。」も忘れずに。
5) メルシィ オッヴォワ〜
音声は下記です。左端の▶︎をクリックしてください。
ドライバーさんのご機嫌が良いと「良い1日を!」とか「良いご滞在を!」という意味のことを言ってくれます。本当だったら「あなたも良い一日を!」なんて言えれば良いのですが、ここは「メルシィ/Merci./ありがとう。」で通しちゃいましょう。
郊外のタクシー料金
パリ市内のタクシー料金は東京に比べると安いです。ところがパリ郊外の料金は高いのです。お客さんが少ないからだそうです。ゾーンによって違うのですが郊外発でパリまではその逆の倍くらいするイメージです。例えばパリから30ユーロで行けるところから逆にパリに行くと50〜60ユーロかかります。
ただ嬉しい特例があって、シャルル・ド・ゴール空港とパリ市内間は料金が下記のように固定です。交通渋滞に巻き込まれてもメーターを気にしなくて良いので安心です。
2016年3月より固定になりました。
パリ左岸-シャルル・ド・ゴール空港 55€
パリ右岸-シャルル・ド・ゴール空港 50€